まずはプロフィールをご覧ください。
こちらは、萬古焼のお茶碗になります。
作者は、佐久間芳丘さんです。
雨漏手茶碗で、なかなか味わいのあるお茶碗になっています。
お茶碗の表面や内側に斑点が見えますが、こちらはカビではありません。
雨漏手茶碗とあるように、あえてこういった感じになっているのです。
雨漏手茶碗とは、原色茶道大辞典によりますと、「朝鮮茶碗の一種。本歌は李朝前期に作られたものであるが、窯場や材質から類別された定型的な名称ではなく、焼成後に生じた器面の浸みを壁の雨漏りに見立ててつけた景色名である。」と記載されています。
したがって、あえて斑点状の景色があって良いのです。
また、こちらは裏千家15代家元の鵬雲斎大宗匠の書付が入っています。
大きさは、計測地点で、横幅が約13.5cm、縦幅が約14cm、高さ(最高点)が約8.7cmで付属品は共箱です。
共箱に経年による変色などがありますが、お茶碗本体に目立った傷や欠け、割れやヒビなどは無く普段のお稽古から月釜や研修会、お家元が来られるような大きなお茶会に出して頂いても問題ありません。
なかなか面白いお茶碗だと思います。
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