160年ほど前に造られた全長15.3cmの純銀製の独鈷杵になります。
左右不揃いになっており型押しではなく職人が手で細工を施した独鈷杵になります。
純銀製で銅錫製の軸(6mm)が中心を貫いており蓮華横のくびれは深くありません。
廃仏毀釈時に鎌倉の神仏習合の寺院にて三鈷杵から打ち直された直後に僧侶によって京都に持ち込まれ、京都市内の仏具店に譲渡されました。
刃の角の部分に1箇所何かに当たったような傷(0.5mmほど)がみられます。
全体的にお香の煙の跡が残っていますが気になるようになるのであれば銀磨きクロスなどで擦れば綺麗になるかと思われます。
金剛杵は通常は銅や金で造られますが銀製のものはあまり見ません。
高いところから何度も落下させるなどのようなことがない限りこれから1,500年以上は十分に保つ素材で造られています。
こちらは日本の歴史的に意味ある品で状態も良いことから滅多に出ない品になります。
出品にあたり寺院にて特別に浄めの祈祷しています。
鑑賞用としても良いですが神仏習合の身守り刀として肌身離さず持ち歩かれてみてはいかがでしょうか。
ぜひ身に携えてそれぞれの社を訪れてみて下さい。
この金剛杵の縁起の詳細は別途紙にてお渡しします。
種類...その他
主な素材...銀
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