藤田嗣治(レオナール藤田)がルーブル美術館からの制作依頼に応じて2枚の銅板を制作し納品していますが、この作品はそのうちの1枚で「芸術家の自画像」(画家の自画像)のルーブル美術館の初刷真作となります。ルーブルの1927年初版初刷は後版と比較して2枚目の写真のルーブルのマークが入ったエンボスが違いますのでご確認ください。
2025年4月12日から6月22日までSOMPO美術館で開催されていた「藤田嗣治 7つの情熱」でも出展展示されておりました作品と同じになります。※5枚目のSOMPO美術館出展リストを参照のこと。
また国立西洋美術館の紹介文には以下のように記されております。
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1927年には、猫のいる自画像と猫のいる裸婦の2作品(《女と猫》と《芸術家の肖像》)の銅版画の原版がルーヴル美術館銅版画室に収蔵された。藤田はこれらの作品を描いた翌1927年を最後にパリのサロンへの出品をやめ、大画面の絵画制作に没頭し始める。1930年代にはパリを離れる。韓国や中国、日本各地を旅してまわった。
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この紹介文でもわかるように藤田嗣治のパリの初期時代の作品となります。
本人もこのルーブル美術館に収蔵された作品には思い入れが深かったようで、後日、エッセイでも「宮殿の壮麗な建物を仰ぎ見る時に、このなかに自分の画が壁にかけられ永久にそこを飾っていると思う時は、画家としてこれより大きな喜びはない……」(『巴里の昼と夜』より)と述べています。
サイズは若干の誤差があるかもしれませんが
額
幅70.5cm 縦81cm
作品
幅40cm 縦51cm
です。
パリの画商より入手し長年保有してきましたが終活しないといけない歳になりましたので余儀なく出品させていただきます。
値下げ交渉は可能です。
よろしくお願いします。
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